「幕開けはマカロンが見つかってから2024」ご挨拶

公演会場にて配布したパンフレットの挨拶文章になります。

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ごあいさつ

本日は、劇団ながらびっと第8回公演
「幕開けはマカロンが見つかってから2024」にご来場頂き、誠にありがとうございます。
本作品は、2018年7月に公演した作品の、出演者がガラッと変わっての再演になります。

6年前の僕は当て書きの脚本にこだわっており、「この作品はこのメンバーじゃないとできません!!」なんてことを、公演後のカーテンコールで涙ながらに熱く語っておりました。

メンバーがね、変わって再演ね。うんうん・・・

どんな気持ちで再演すんねんって感じですよね。(笑)

次から次へと目まぐるしく進んでいく人生の中で、ふと立ち止まった時、「あの頃は良かったなぁ」って思い返してしまう尊い時間が、誰にだって1つや2つはあると思います。

決して今に満足していないわけではないし、まだまだ自分が年老いたなんて微塵も思っていません。
でも、素敵な思い出というものは、やっぱりいつまで経ってもキラキラしていて。
昔の写真なんかを見返すと、あの頃はこうだった、こんな事を考えていたなと、ちょっとセンチメンタルな気分になったりもしますよね。

6年前公演した本作品のDVDをふと見た時、自分で言うのもダサすぎるんですが、「おもろいやないか俺!!」って自画自賛しました。笑

そんな過去の自分にジェラシーを感じるのもちょっと違うなと、別の感情を向けれないかとぼんやり思っていた時
ポンと感じたのが、「昔の俺はなかなかやるじゃないか」って言う誇りに思う気持ち。

「過去よりも未来に目を向けろ」「前を向いて生きろ!」とはよく言いますが、過去の自分から教えられる事や、刺激を受けることは沢山あるようで。

自分で自分を褒めたり、自分の過去を肯定するのって少し恥ずかしいですが、たまに立ち止まって、思い返し、それを糧に今を生きる推進力にしていいじゃないかと思う今日この頃。

再演は、過去の上書きではありません。
6年前に死ぬ気で頑張った、自分達へのリスペクト。
過去の自分、そしてあの時一緒に戦い抜いた仲間達に恥じないよう、「今」の誇らしい仲間達と共に精一杯お届けします。

それでは、最後までごゆっくりとお楽しみください。

劇団ながらびっと 森永健太郎


劇団ながらびっと第8回公演
「幕開けはマカロンが見つかってから2024」

STORY

特別大きくもなく小さくもない劇団パレットは、
今夜も公演を控えている。
そんな中、ゲスト出演を予定していた
大女優「白羽美月」の大好物である、
マカロンがなくなるという事件が起きる!
なんとも些細な事件!
だが怒った白羽は意地になって
「舞台に立たない」と
言い出してしまい大騒動に。

たまたま居合わせた「自称探偵の甚太」と
「助手の日向」の力を借りながら
マカロン泥棒を探る事になるが、
見つかるのは犯人ではなく、
劇団員やスタッフ達の
「隠し事」や「本音」であった。
白羽は舞台に立つのか?
「隠し事」や「本音」とは? 泥棒はいるのか?
…っていうかマカロンは一体どこに!?
無事、劇団パレットは
幕を開けることができるのか…!?

今回の劇団ながらびっとは、
複雑に絡み合うミステリー(?)コメディ!
あなたは真犯人がわかるかな?

本作は2018年に上演した第3回本公演の
リニューアル公演です!

●CAST(五十音順)

両日公演出演
足立 梨佐子、あやぺ、今岡 恵、倉 雅幸
佐藤 彩香、田中 瑞樹、とちの ゆうや、難波 優華
南野 貴代、森永 健太郎、安平 圭汰

9日(土)公演出演
大垣 麻緒、冠野 絵里、長野 慎平、はいじ
吉田 芽以、渡邉 花穂

10日(日)公演出演
安達 愛、さくら まこ、田中 雄己
辻井 沙弥、マスマイ、山田 淳美

●STAFF
脚本・演出・制作  森永 健太郎
演出助手      あすか
舞台美術      本田 夏実(BS-Ⅱ)
振付        KOME
宣伝美術      大垣 麻緒

●PLACE
大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA)


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