



A.あれ、お前それ何食ってる?待って、それ俺のプリンだよな?
B.え、そうなの、ごめん!
A.ふざけんなよ!
B.ごめんごめんまじごめん
A.俺の唯一の楽しみ
B.買ってくる!買ってくるから
この会話、皆さまならどうやって演じますか??
単純に読むと、Aは怒って、Bは謝るというシンプルなやり取り。
しかしそれだと面白くない。
ポイントは
会話の中に、感情の変化がある方がリアルで面白い
ってところです。
まず、このAの一行目のセリフ。
このセリフには「Bが何かを食べてる事の気付き」と「それが自分のプリンではないかの疑い」という2つの感情を表現できますよね?😊
ポイントは、そこです!そこなんです!
この文章を、リアクションやスピードのアレンジもなく、ただ変化なく言ってしまうと全くリアリティ感のない始まりになりますよね。
それに対するBも、段々と食べてしまった事の罪悪感が増していく演じ方や、必死にAをなだめるように演じたりと、感情の変化をつけると色々なパターンが付けれます。
笑いを狙った文章じゃなくても、こうして自分の感情のコントロールを声や演技に乗せて表現できれば、もっと幅広い面白い演技が出来るようなるのです!!🥺
ただセリフをなぞるように言うのではなく、上記のように自分の攻め方や、構成を考えた上で発すると、セリフに自分をはめ込むのではなく、
自分らしいセリフを発せるようになる、ということ。

